ソウルキャリバー3 - Soulcalibur3


Soulcalibur3 Story

  • 人の魂を食らう邪剣、ソウルエッジ。邪剣に対抗すべく創られた霊剣ソウルキャリバー。ソウルエッジが世の噂となり、野心ある者、あるいは屈強な戦士の手に渡るたび、ソウルキャリバーが現れ、残虐なる暴走を食い止める。

    幾度となく繰り返された熾烈な争いは人々の語り種となり、やがてはおとぎや伝説となって後世に残ることになった。

    時は流れ、16世紀末。
    長い年月を重ね力を増してきたふたつの剣は、歴史の表舞台へと姿を現し再び相見える。相反する存在として宿命づけられた、双極の剣の物語は、新たに開かれし雪白なるページへと刻まれてゆく……。



Soulcalibur3 Prologue

  • 彼は渾身の力を込め、目の前に横たわる邪剣ソウルエッジに霊剣を深々と突き立てる……。

    邪悪な意思を封じ、悪夢の記憶とともに自我を取り戻したジークフリート。
    時折彼を襲う忌まわしき過去の戦慄、異形の右腕の感覚。
    それは、ジークフリートの過酷な運命を暗示させると同時に、新たな脅威の誕生を予感させた。

    ……その予感は正しかった。封印されたはずの邪気は、大鎌を携えた魔術師の手により復活を遂げていたのだ。

    遠く離れた地で、霊力を宿す末法鏡の欠片は危機を告げる。
    邪剣の眷属はソウルエッジの次なる宿主を求め、闇を徘徊していた。
    家族のため、邪剣を破壊せんと危険な旅を続ける者たちがいる。
    邪剣によって人生を狂わされ、数奇な運命を辿る女。
    人ならぬ存在と果ててさえ、その力に執着する者……。

    いまや多くの戦士達の運命が、複雑に絡み合いつつあった。

    数多の魂を得、ソウルエッジを手にしたナイトメアの邪悪な力はさらなる高みへと昇華していく。
    もはや体内に留められぬほどの邪気は、捌け口を求めるようにナイトメアの体中から溢れ出ていた。そしてそれは狂喜の絶叫とともに体外に放出される。

    大気は瞬時に灼熱と化し、大地は荒海のように波打つ。
    暗雲が大空を覆い尽くし、強風が狂い吹き荒れた。

    その邪気を全身で受け止め、ザサラメールは冥府の深淵を垣間見ながら笑みを浮かべる。
    虎視眈々と期を伺う、この男の真の目的とは何なのだろうか……?

    邪剣ソウルエッジと霊剣ソウルキャリバー。二本の双極の剣を巡る魂の物語は、
    黄泉還ったナイトメアの咆哮を以て、再び幕を上げる……。



Prologue

  • 歴史に選ばれて 人は戦士となり

    歴史に刻まれて 戦士は英雄となる

    …………14世紀頃の吟遊詩人歌

    歴史と世界を超え、永遠に語り継がれる剣と魂の物語。

    …………中世末期の物語 作者不詳

    いわく、最強の剣。いわく、強い霊力を宿した妖剣。いわく、国を救う英雄の剣……。数限りない風説に彩られしソウルエッジ。その真なる姿は、人の魂を食らう邪剣であった。

    原初の姿は、人に創られし一降りの剣。力も持たず、意志も持たぬ戦人の道具である。されど、数多の戦、黒き歴史を通り抜け、血潮と怨念にその身を浸せしかの剣は、いつしか邪なる気を放っていた。人の身を斬り裂き、魂を食らうことを覚え、その力はいや増してゆく。

    ある時代のこと、一人の英雄がソウルエッジを手にする。秋霜なる意志をもってかの剣を自在に操り、乱世を平らかにせしその者は、英雄王と称えられることとなった。だが、偉人を快く思わぬ者はいつの世にもいるものである。妬みと浅慮から邪剣を手にしたのは、あろうことか王の息子であった。激しいせめぎ合いの末、王は決死の一撃でソウルエッジを砕くが、自らの子の命までも奪ってしまう。そして騒動が収まった時、全ての元凶たるソウルエッジは忽然と姿を消していた。

    後悔の念に苛まれし英雄王。だが、ただ悲嘆に明け暮れるは弱者の愚挙である。忌々しきソウルエッジ。それはいつか必ず再び世に現れ、悲劇をもたらすであろう。不吉な確信が王を動かした。世の平安と人々の安息のため、そして自らの償いのため、王は邪剣に対抗できる「霊剣」を作り上げようと決意したのである。当世随一の賢者の力を借り、壮挙に挑んだ英雄王。手元に残された邪剣の欠片を浄化し、ついには霊剣「ソウルキャリバー」を生み出した王であったが、その代償として命を失ってしまう。

    王の意志を汲み、霊剣の守護者たらんと考えた者達が、ソウルエッジが猛威を振るうその時に備え、俗世を離れ密やかにソウルキャリバーを伝承していった。ソウルエッジが世の噂となり、野心ある者、あるいは屈強な戦士の手に渡るたび、ソウルキャリバーが現われ、残虐なる暴走を食い止める。幾度となく繰り返された熾烈な争いは、人々の語り種となり、やがては御伽噺や伝説となって後世に残ることとなった。

    時は流れ、16世紀末期。長い年月を重ね力を増した二つの剣は、歴史の表舞台へと姿を顕し再び相見える。戦いのさなか、ソウルエッジはその身を砕かれ、またソウルキャリバーも邪気に満たされた。くすぶり燃え尽きたかに見える邪剣の精気は、しかし、熾き火のようにその身を潜めているに過ぎぬ。干上がり枯れ果てたかと思われる霊剣の命脈もまた、深淵にたゆたう湧き水のごとく密かに揺れている。古の剣は、今一度本来の力を取り戻そうとその機会を待っているのである。

    一度ならず邪剣に操られながらも、その呪縛を破った若き騎士が霊剣をもって邪剣に突き立てた時は、運命の歯車は軋みながら回転を始めた。相反する存在として宿命付けられた双極の剣の物語は、新たに開かれし雪白なるページへと刻まれてゆく……。

    『耳によって汝らは聞け、最も優れたる言葉を。

    曇りなき心をもって見よ、善悪二通りの信念を選び出すために。

    各々の人間が自分の運命に基づいて、偉大なる成就を前に、

    それが我らが喜びとなることを深く慮りつつ』

    ……「アヴェスター」
Contents
Information
  • Arcade
  • 名称
    ソウルキャリバーIII
    Arcade Edition
  • 基板
    SYSTEM246
    SYSTEM256
  • 稼働日
    2006年4月3日
  • Console
  • 名称
    ソウルキャリバーIII
  • 機種
    プレイステーション2
  • 発売日
    2005年11月23日
  • 価格
    6,800円 (税込7,140円)


Official Site
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ソウルキャリバー3 / Soulcalibur3 © 2005 BANDAI NAMCO Entertainment Inc.
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